憧れのドリームステージ

涙涸れるほど泣いたあの日にさよならを

私的Jr.担歴を振り返る~feat.宮近海斗~

 

ほんとは9月22日になった瞬間におめでとうツイートとともに投稿しようと思っていた激重ブログです。とっくに過ぎちゃったけど、なんならもう年末だけど今日が9月22日という体で投稿しています。ご了承ください。

 

 

 

私がジャニーズJr.という存在に興味を持ち始めたのは、確か2016年の2月か3月ごろ。

 

中学生のころは同級生にジャニオタがいて休み時間のたびにジャニーズの話に花を咲かせていた。そんな私も高校生になると周りにジャニーズの話ができる友人がいなくなってしまい、なんとなく元担への熱量も薄れ、このままオタ卒するのかなあ、まあ来年度は受験生だしちょうどいいタイミングなのかもなあ、なんて考えていたころ。暇をもてあました私はジャニーズネットを閲覧していた。暇だから元担のグループ以外のページも見ていた。当然ジャニーズJr.のページもクリックした。メディアインフォの欄に記載されていたガムシャラ!の文字。ジャニーズJr.にも冠番組あるんだなあ、しかも地上波じゃん、それに私の住む地方でも映るじゃん、1回録画してみよう、なんて。そんな軽い気持ちだった。私の実家はBSが映らなかったので少クラを視聴することはできず、地上波で放送されていたガムシャラ!はゆるい茶の間オタクにとってはちょうどいい番組のように思えた。

 

録画されていたガムシャラ!の企画は胸キュン王の回だった。2,3週間遅れで放送されていた私の地方では当たり前にバレンタインデーなんて終わっていたけど、それでもまあまあおもしろかった。「まあまあ」なんて微妙な評価なのは内容が内容なだけにめちゃくちゃ恥ずかしかったから。それと録画を再生したのが昼間でしかも母親も同じリビングにいる時だったから。恥ずかしいなんてもんじゃない。穴があったら入りたい。こっちは楽しいバラエティだと思って録画して再生したのに。まあ最後までちゃんと見たけど。見終わって速攻録画消した。今となってはすごくもったいないことをしたなあと思ってる。ただ次の週も録画した。次回予告*1が面白そうだったから。この約2ヶ月後に番組が終わってしまったのは残念すぎてもう少し早くから見ておくべきだったと後悔している。

 

 

今日わざわざこんなことを言い出している時点で想像が付いているだろうけど、ここで「宮近海斗」に興味を持ち始めた。………あくまで興味がわいただけで沼落ちはしていない、というスタンスでいきたい。だって胸キュン企画で落ちたなんてミーハーな気がしていやなんだもの。それでも十分ミーハーな気がするけど。ちなみにそれぞれの印象として、岸くんはなに言ってるのかよくわかんない人、安井くんはあのチャラい人、*2顕嵐ちゃんは少女漫画から出てきた人、美勇人くんは心のよりどころ、*3その中でなんかいいかもと思えたのが宮近さんだった。ドSの定義も鼻水もよくわからなかったのに、興味を持ったのは宮近さんだったのだから人生わからないものである。

f:id:taki0922:20180922011755j:plain

 

 

それからいろいろ勉強していく過程である作品に出会った。その名もお兄ちゃん、ガチャ。時は2016年、私は高校3年生だった。受験生という人生の大切な時期にあのトリッキーな世界観にはまってしまったのである。第一子であり親戚の兄ちゃんに会うのも年に1回というような私にとって上に兄に限らずきょうだいがいる、というのは非日常的なものであり、あこがれであった。それだけに1コインでガチャが引けて、お湯に一晩つけておくとお兄ちゃんが現れるという突拍子もない設定も、年甲斐もなくミコちゃんと同様に簡単に受け入れられた。お兄ちゃんは私にとって非現実的な存在だから。むしろレイくんが大好きだった。階段に座って泣いている四葉ちゃんを慰めているシーンはちょっとうらやましかった。たしか誰かが消去される流れで「チャオ」と言ってウィンクする姿にはやられた。マコさんとのシーンは涙なしには見られなかった。みんなのお兄ちゃんなレイくんはかっこよくて仕方がなかった。私がいつ宮近担を名乗り始めたのかは全く思い出せないけれど、お兄ちゃん、ガチャはその大きなきっかけの1つであることに間違いはない。*4

 f:id:taki0922:20180922011841j:plain

 

 

ネットの波に乗って某動画サイトで少クラを見るようになった。お気に入りは「愛を叫べ」と「Face Down」。なぜなら私になじみのある曲だから。何回も見た。好きな人たちが好きな人たちの曲をやっている。再生する手を止めることはできなかった。めちゃくちゃかわいかった。本家の振りをリスペクトしつつ、オリジナルに仕上げていてすてきだなあと思った。さすがプロの振り付け…なんてね。後から知ったよ、前者は宮近さんが後者はしめちゃんが振り付けしたって。ジャニーズJr.って自分で振り付けするものなのか、と驚いた。てっきり振り付け師さんがつくったものを披露しているものだと思っていたから才能にひれ伏した。

f:id:taki0922:20180922011933j:plain

 

「It's BAD」と「Supernova」はそのとき初めて見た。なんだかよくわからないうちに1曲終わっていた。なんかすごかった、という陳腐な感想しか出てこなかった。当時でも言い表せなかったのに今さら思い出して言語化するなんて無茶な話である。ただTravis Japanが、めちゃくちゃ才能にあふれていて、めちゃくちゃキレのあるダンスをして、めちゃくちゃかっこいいグループであるというのはまぎれもない事実であった。ここで初めてとんでもないグループの沼に足を踏み入れたのだと気づいた。

 

 

 

夏。人生で初めてアイドル雑誌を買った。そこに載っている彼らは8人だった。

冬。前期試験直前。Travis Japanは7人になるらしい。

プレゾンを観たことがない、それどころか現場にも行ったことがない、好きになり始めてたった1年かそこらのやつが言うな、って昔から応援している人は言うだろう。でも新規は新規なりにつらかった。冬は特に。ただでさえ精神がまいっているのに。枕を濡らす日々が続いた。比喩じゃなくてガチで。

2017年。私は大学生になった。志望していた都内の大学には行けなかったけど、地元の私の身の程にあった大学に合格した。

Jr.担に出会った。その子が一般をつなげてくれた。私の初めての現場は2017年8月のサマステ、世に言う「あの夏」になった。一般だから後ろの方だったし、宮近さんも私も小さいから顔がやっと見える程度だったけど、あの公演を経験することができたのは確実に私の生きる糧になった。圧倒的に知っている曲の量が少ないからプレゾンの曲なのか、先輩方の曲なのか、念願のオリジナル曲なのか曖昧ではあったけど。とにかく宮近さんはめちゃくちゃかっこよかった。実在した。生きてた。いちばん見やすかった彼は私たちの元から離れていってしまった。

f:id:taki0922:20181209211327j:plain

 

いつもの岩橋担が今度はジャニアイに連れて行ってくれた。舞台の内容はよくわからなかった。途中で考えることを放棄した。パフォーマンスと顔に集中した。やっぱり宮近さんはかっこよかった。どこにいても私のなかでは0番に立っていた。顔の濃い彼の姿が消えた。

現場の度に彼らの人数を気にする生活に疲れてしまった。

 

 

 

かつて母がかつてのドル誌をフリマで買ってきてくれたことがある。それに載っているえびきすはまだデビューしていなかった。1人の名前さえ聞いたこともないようなJr.のページがあった。はしみずは産まれたてだった。天使の慎太郎は20歳の自分は銀行員になっていると思うと語っていた。

ジャニーズJr.は流動的だってわかっていたはずなのに。わかってはいたけど納得することはできなかった。なんでTravis Japanだけ。何度そう思ったことか。このころ目に見えて5人がやせた。しーくんでさえげっそりしていた。のえるくんはほぼ骨だった。いつだかしめちゃんが話していた。楽屋が静かになってしまうからライブのDVDを流している、と。私たちはしんどい日々を送っていたけど彼らも当たり前に、いやきっと私たちの想像に及ばないほどつらかっただろう。

 

そんな中で、えび座は砂漠の中のオアシスというか、なんとか自我を保つための貴重な期間だったというか。初めていただいたオリジナル曲、夢のHollywood。最初は6人で披露していたのになあ。彼のパートは宮近さんが歌うようになった。こんな理由で増えたソロパートがなんだか憎かった。でも冷静に考えたらすごいこと。出演者であるとはいえ、あくまでも先輩の舞台。それなのにオリジナル曲を披露させてもらえて、しかもバックに先輩方をつけて。日生劇場でたくさんのお客さんを前に堂々とパフォーマンスをする彼らがかっこよかった。

 

とはいうものの、このころになって急激に不安に襲われるようになった。今まではどちらかというとつらい、しんどい、悲しい、といった気持ちは離れていくメンバーに対して抱いていた感情だった。でも、この頃になると離れていくメンバーはもちろん、残っているメンバーに対しても胸騒ぎがして落ち着かなくなった。次いなくなってしまうのは自担かもしれない。いや、この可能性については前々から考えてはいたことである。でも、これほどまでに「Travis Japanそのものがなくなってしまうのではないか」という不安に駆られたことはなかった。だってもともと9人いたんだもの。5人って。過半数はかろうじて残っているじゃんって?冗談じゃない!4人もいなくなってるんだよ!?いつグループの括りがなくなってジャニーズJr.表記になってしまうのかとびくびくして過ごしていた。

 

 

 

そのような中で届いた湾岸公演のお知らせ。公演名のダサさジャニーズらしさに感心しつつ、まだTravis Japan表記であることに、5人の名前がちゃんとあることにひとまずは安心した。ただ、噂には聞いていた。でもまさか本当にそうなるとは思わなかった。「ゲスト」という形はとっているものの、7人おそろいの新しい衣装があって、名前入りの新しい曲にももちろん2人の名前があって。それってつまり、そういうことでしょう?

だって私が好きになったトラジャはかつてのトラジャだったんだもの。でも時は過ぎていくもの。後日ダンスクとかテレガイとかその他諸々の雑誌を読んで、事務所の人にこの(5人の)ままでもやっていけると思うけど増やすのかこのままやっていくのか、といわれていたことを知った。ダンスを強みとしているからこそ2人を追加したいと願ったのは事務所の人ではなく彼ら自身であった。

 

 この翌日ちっちゃくてかわいらしい2人は正式にTravis Japanに加わった。戸惑った。戸惑わないわけがなかった。湾岸に行くことはできなかったからどんな雰囲気だったかはわからない。私が見たのはめざましで放送されたたったの1分だけ。(後で10分弱の局動画も見たけど。) でもきっと良いものだったのだろうと思ってる。みんなのレポがあたたかかったから。もうこの時点で完全に、とは言い切れないけどなんとなく2人を受け入れられた。「文句言うやつは俺が許さない!」と自担が言ったことを知ったから。あとは誰かがいなくなってしまうよりは増えるほうが心持ちが楽だったから、というのも大いにある。ものすごく身勝手な考え方だけど、これでしばらくはTravis Japanというグループ名が消えることはないな、って思った。そのことを何よりも恐れていたから。

とはいえなんでこの2人を選んだのだろう?とは思った。私の中ではお兄ちゃん、ガチャのニコとネガか、しゃかりきに踊っているかわいらしい子、という印象が強かったから。めちゃくちゃ繊細で儚くて消えてなくなってしまいそうなのにどこか力強い、そういう印象だったかつてのトラジャに加入することは正直正解なのか?という心持ちだった。

 

結論からいうとめちゃくちゃ正解だった。正解とはいっても2人がかつてのトラジャのイメージと合致した、というわけではなくて。たしかに私の松松に対する情報が古すぎたというのもある。SHOCKに出演するほどの実力が備わっているのだもの。ただかわいいだけの2人ではない。そもそも松松がトラジャに合うのか、という思考がもはやナンセンスだった。表面的に見ればもちろんこれはめちゃくちゃ重要な問題である。でも松松にだって松松として生きてきた歴史があるのだし、松松がトラジャに寄せていく、というようなニュアンスを含んでしまうこの表現はいやだなあって思いなおした。結果として、オリメン5人も松松もお互いに寄り添って新しいTravis Japanが誕生した。松松が加入してからトラジャの雰囲気は変わったよね、かわいくなった、というのはそういうことだと思う。かつてはかわいくなかったとか、アイドルっぽくなかったというわけではなくて前面に押し出される特徴が変わった。今のトラジャはかわいさ爆発兼高い志を持った希望溢れるアイドル的な強さ。ここで生きていく覚悟がみなぎっている。かつてのそれとはベクトルが違う。過去も現在も未来もトラジャが強いことに変わりはない。このベクトル変化についていけなくなってしまった人が離れていってしまっているように思える。

 

 

 

それからのTravis Japanは、まるで追い風が吹いているかのようにたくさんのお仕事が舞い込んできた。宮近さんを中心に振り返ってみる。

まずは、初めての外部舞台「太陽のかわりに音楽を。」オールナイトニッポン50周年を記念するメモリアルステージ。このように大事な作品の舞台に宮近さんが出演すると知ったときはあっけにとられてしまった。外部舞台に?自担が??出る???しかもかなり重要な役じゃない?目が点になるとはまさにこのこと。そしてこの舞台の派生企画としてオールナイトニッポンRラジオパーソナリティーも務めた。緊張していることがありありとわかる声の調子に思わず口角が上がってしまうような、そんなかわいらしいラジオだった。舞台に関しては友人に誘ってもらって一度観劇することができた。私はラジオを普段から聞くタイプではないので身近な題材ではなかったのだけれど、だからこそ知らなかったラジオの力を学ぶことができたように思えた。宮近さんの演技が好きだなあって思えたのもこの舞台がきっかけだった。ガチャで芝居は見ていたけれど演技がうまいなあとかで気になったわけではなくて、レイくんというキャラクターが好きになったわけで。だから新たな魅力を発見できたことがうれしかった。こじんまりとした博品館劇場のおかげで細かなところまで見ることができた。舞台ってこんなおもしろいんだ…!って知ったのもこの作品がきっかけ。個人的にはこれを観るために初めて1人で遠征したしたくさんの思い出が詰まっている舞台である。

f:id:taki0922:20181209212244j:plain

 

晦日。東京ドームでトラジャの目撃が出た。見学かな~テレビでちょっと見切れればいいかな~っていう緩いスタンスでいたのにまさかだった。5万5千人のお客さんの前で夢のHollywoodを披露した、放送ではまいったネ今夜と仮面舞踏会のバックについた、まいったネ今夜に関してはソロパートもあった。例年と違いすぎて開いた口がふさがらなかった。テレビの前でずっと叫びたいのをこらえていた。実家にいたので。

 

ハピアイ。行けなかった、残念。2幕がやばかったのは聞いた。

 

祭り。新生Travis Japanの初めて*5の単独公演。会場は横浜アリーナ。今まではクリエとかEXシアターとか2000人以下の小さな箱だったのに、急に1万7千人も動員されちゃった。埋まるのかなっていう心配も杞憂に終わった。初めての個人うちわも新曲Happy Groovyもうれしかった。SHOCKとかぶっているのに一から振りを覚えて、完成度を高めて。大変だっただろうにありがとう。7人が歌って踊って笑って、見てるだけで楽しくて感動してうれしかった。トラジャが好きな人が一堂に会したあの瞬間がとても幸せだった。お友達が増えた。

 

花晴れと特捜9。1クールに2つのドラマに出演する自担最強では~~~!!!英徳と桃乃園の制服両方見られるのコスパ良すぎる。*6鑑識の佐久間くんもかわいくてかっこよくて、こんなにも頻繁に自担を見られるなんて売れっ子のタレントさんみたい。メディア露出の多さに軽くキャパオーバー起こしてた。

f:id:taki0922:20181209212837j:plain f:id:taki0922:20181209212906j:plain

 

ジャニーズJr.チャンネル。IT化が進む現代とは逆行して己のやり方を突き通しガラパゴス化していた事務所の大きな一歩。難しいこと言ったけど、単純に毎週最新のトラジャが見られるのすごいうれしい。

f:id:taki0922:20181209212941p:plain

 

キスマイバック。西武ドームにお邪魔した。こんなにも「生きて帰る」ことを目標にしたライブは後にも先にもこのYummy!!だけだろう。暑かった。Lock Lockをキスマイ兄さんからもらいました!衣装ももらいました!振り付けは千賀くんにしてもらいました!ってどの媒体でも報告してくれる姿に毎回毎回目尻をさげていた。知ってるよ。何回も聞いたよ。かわいい。

 

サマパラ。私史上一番近い席で見ることができた。祭りのひたすら踊る!魅せる!な公演もトラジャらしくて楽しかったけど、のえるくんも言ってた盛り上がると魅せるをどちらも取り入れたサマパラもめちゃくちゃ楽しかった。ただアクスタの入荷量を見誤った罪は重いぞ。

f:id:taki0922:20181209213103p:plain

 

 

 

宮近さん、20歳はどんな1年間でしたか?決して楽しいだけの1年ではなかったことでしょう。つらいこと、悲しいこと、この数年は特にたくさんあったと思います。いろいろあったけど私は結局、楽しい!とか幸せ!という言葉に集約できた1年でした。それもこれも宮近さんがTravis Japanを守り続けてくれたからです。数々のグループの危機にも必死に耐え続けてきた宮近さんが心からTravis Japanで良かった、と口にできる環境になった今がとてもうれしいです。たくさん涙も流したけど、宮近さん自身のことで悲しまされたことは1度もありません。あなたは最高のアイドルです。Travis Japanでいてくれて本当にありがとう。大好き!

f:id:taki0922:20180927011207j:plain

 

 

最後の方駆け足になっちゃったけど。私的Jr.担歴を振り返ってみた。本当ははてブ書いてる場合じゃないんだけどね!仕上げないと行けないレポートが4つもあるんだ!書くよ、ちゃんと書くから…明日。

 

 

 

 

*1:たしかボツネタ企画をやるやつ

*2:たまたま立ち読みした明星に載っていた安井くんがめちゃくちゃチャラかった

*3:前述の通り恥ずかしくて仕方なかったのでバラエティよりの設定の告白をした美勇人くんには助けられた

*4:ちなみに、ここで岸くんの印象はよくわかんないやつから、演技ができて歌もうまいよくわかんないやつに変化した。あとお兄ちゃんズの少年Aの歌のうまさにめちゃくちゃびっくりした。ジャニーズJr.にこんなにも歌のうまいやつがいるのかと。彼もまた別の道で頑張っているようで良きかな

*5:湾岸はほら、オーディションっていう体だから

*6:テレビ視聴なんだからコストないじゃん